言われてみると、入店客の割にレジ前に商品を持って並んでいる消費者の姿が少ない。

 開店から1カ月も経過しているのに入場制限するくらい入店客数が多いのは、ワークマン女子へ期待値の表れなのかもしれないが、衣料業界の関心は、果たしてワークマン女子が新境地を切り開いていくのかどうかにある。

ワークマンは
飛ぶ鳥を落とす勢いだが…

 現在のところ、「ワークマン女子」を展開するワークマンは飛ぶ鳥を落とす勢いだ。作業着専門店チェーン「ワークマン」から「ワークマンプラス」という女性用の商品を充実させた店舗の展開で風に乗り、今回のワークマン女子とステップを踏んで成長している。

 11月に発表されたワークマンの2021年3月期の上半期(20年4~9月期)の決算はチェーン全店売上高が前年同期比23.4%増の682億円、営業利益は同28.1%増の110億円である。

 2019年初めの時点でSPA(製造小売業)を中心としたPB比率が金額ベースで4割程度だったが、2020年の上半期(3~9月)決算ではすでに、チェーン全店売り上げPB比率は54.1%と半分以上になっている。

 売り上げに加え、収益力も相当高まっている。こうした、ビジネスの構造、急成長する姿がユニクロと重なり、比較されるゆえんであろう。

 しかし、前出の女性は「ユニクロと価格で比較すると負けず劣らずですが」と前置きして次のように続けた。