サラリーマンの中にはいくら頑張って働いても収入は増えないし、明るい未来はまったく見えてこないと感じている人が多くいるようです。努力が報われない社会ほど人を失望と不安におとしいれるものはありません。日本人がこんなにも不幸に感じるのは、単に学校でお金の教育をしないからです。コロナ後の社会や資本主義社会を生きる私たちにとって、もはやお金の正しい知識なしでは生きていくことはできません。『サラリーマンを辞めて月100万円で楽しく過ごす 働かないという生き方』の著者が、格差社会を生き抜くための「お金と人生のつくり方」のポイントを解説します。
毎月貯金をする
最も確実な方法とは?
お金を増やすのは、そんなに難しいことではありません。でも、宵越しの銭は持たないというような使い方をする人にとっては、お金を貯めるのは至難の業といえます。
とくにブランド品をいつも身につけているような人は、買い物依存症に陥っている場合が大半のため、買うこと自体をやめられません。このような人は別にして、普通に働いているのであれば、収入の中から一定額を毎月貯金することは簡単にできると思います。
一定額を毎月貯金する最も確実な方法は「天引き貯金」と呼ばれるものです。
給与振り込みをしている口座から一定額を銀行の「積立定期」や信用金庫などの「定期積金」に毎月回せば、自然にお金が貯まっていきます。
私も不動産投資用の自己資金を貯めようと決めた際に、毎月10万円ずつ、年2回のボーナス時には倍額の20万円を定期積金に回していました。