フランスの個人情報保護当局CNILは10日、ネット通販大手の米アマゾン・ドット・コムと米アルファベット傘下のグーグルに罰金を科したと明らかにした。フランス国内用ウェブサイトを訪問したユーザーの事前同意を得たり適切な情報を提供したりすることなく、コンピューターに広告クッキーを保存したとしている。罰金額はグーグルLLCが6000万ユーロ(約75億7000万円)、グーグル・アイルランドが4000万ユーロ、アマゾン・ヨーロッパ・コアが3500万ユーロ。CNILはgoogle.frとamazon.frに関する複数の調査を行い、両社がフランスのデータ保護法第82条に違反したと判断した。「ユーザーがウェブサイトを訪問すると、ユーザーが何もしなくても自動的にクッキーがコンピューターに保存されることを確認した。いくつかのクッキーは広告目的で使用された」と説明した。