「天才的な人材」がオフィスで生存しづらい決定的な理由組織で「天才的な人材」を生かすには? Photo:PIXTA

“天才”と呼ばれている人の多くは、商業的な目的に基づく巧みな宣伝活動により“天才”の地位を獲得しているように思える。したがって、メディアでそのように喧伝(けんでん)されているからといって、本当に天賦の才(gifted)を持っているかどうかは分からない。

 しかし、周りの人から見て、普通なら「想像すらしなかったこと」を考え付く人や、「そんな方法があったか」と驚くような方法で難易度の高いことを達成してしまう人は、確かにいる。いったい、それらの人はどのような人であろうか。実は天賦の才というよりも、以下のような行動特性を持つ人ではないだろうかと私は考えるのである。

1.先進領域からの越境者
2.異分野からの越境者
3.異常な執着を持つ人
4.受益者の立場を堅持する人
5.グレーゾーンを攻める人
6.特別な感知力を持つ人