◎ふつうの会社員でも10年あれば、気づいたときには1億円!
小型株は伸びしろが大きいわりに、目をつけている投資家が少ない。
それだけに、株価が何倍にも伸びる可能性をふんだんに秘めている。
大学時代に投資を始めた著者は、6~7年後に資産1億円を達成。
いまでは1銘柄だけでも億単位のリターンを得ている。
10万円から株式投資をスタートしたとしても、
収入から生活費を除いた分を追加して投資額を増やしていけば、
1年で資産100万~200万円は十分狙える。
すると銘柄の選択肢が広がり、資産を急角度で増やせる可能性がアップ。
資産1000万円くらいで壁にぶつかりがちだが、
この壁を突破すれば10万円を100万円、
100万円を1000万円に増やした感覚で“億り人”に近づける。
ベストセラー『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』の刊行から1年。
『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブルとして、
小型株集中投資のテクニックを全公開!

古本屋Photo: Adobe Stock

中学時代の古本屋での経験が
のちの株式投資に生きてきた

私は中学生の頃、近所に古本屋が2軒ほどあったので、よく漫画を立ち読みに行っていました。

埼玉県の田舎町だったからか、立ち読みしていても咎められない牧歌的な土地柄で、どちらの古本屋にもしょっちゅう通っていました。

そんなある日、古本屋に「マンガ高価買取!」と大きく書かれたチラシが貼ってあるのが目に入りました。

そのチラシには、いろんなマンガの買取価格が細かく書かれていました。

なかでも真っ先に目に入ってきたのが、「ワンピース買取価格:250円」という文字。

私はマンガを読むのが大好きで、古本屋にしょっちゅう通っていたこともあり、どのマンガが、いくらで売っているかを、だいたい把握していました。

私は、そのチラシを1枚もらい、自転車を走らせて、もう1軒の古本屋に行きました。

すると、「100円コーナー」に、ワンピースがずらりと並んでいました。

それを見た中学生の私は、思わずガッツポーズ。

持っていたお金をすべてつぎ込み、「100円コーナー」で買えるだけのワンピースを買い占めたのです。

「せっかく買ったんだから、読まなきゃもったいない」と思い、一晩で全て読んで翌日、高価買取チラシを貼ってあるほうの古本屋に売りに行きました。

「本当に『買取価格:250円』で買い取ってくれるのかな?」

中学生の私は、初めての経験にドキドキしましたが、店内で10分くらい待つと、1冊100円で買ったワンピースが、全て1冊250円で売れたのです。

これに味を占めた私は、ワンピースの売却で得た利益と母親に前借りしたお小遣いを握りしめ、もう一方の古本屋で「100円コーナー」のワンピースを全て買い占めました。

もちろん「高価買取チラシ」に載っている他のマンガも全てチェックして、利益が出そうなものは片っ端から買いました。

まるでワンピースに出てくる財宝「この世の全て」を見つけたかのような、気分の高揚は今でも鮮明に覚えています。

リュックいっぱいにマンガを詰め込み、家で一気読みして、別の古本屋さんに売りに行く。

お小遣いが増えるだけでなく、マンガもタダで読めるなんてもう最高です。