自動車メーカーは、運転の退屈さを和らげ、状況によってはドライバーが手放しで運転できる自動操縦や自動速度制御機能を搭載したモデルの販売を始めている。しかし、こうした機能は新たな疑問を生んでいる。ドライバーが両手を持て余すようになった場合、スマートフォンの操作など前方から注意をそらす行為をどのように防ぐのか。自動車各社は、自動緊急ブレーキ(AEB)や車線逸脱防止システムなど、衝突防止を目的とした安全技術を追加してきた。今では、ラッシュアワーの交通渋滞やドライブ旅行での運転の負担軽減を目的とした機能を導入するメーカーが増えている。中には、幹線道路や混雑している道路でドライバーがハンドルから手を離すことができ、センサーやレーダー、カメラを使用して自動的に車線逸脱を防いだり、速度を制御したり、さらには車線を変更したりすることさえ可能な新システムもある。
手放し運転できる車、スマホ操作どう防ぐ?
自動運転機能を搭載したモデルが増えているが、ドライバーの前方不注意を懸念する声も
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