最近、ネット上で「こたつ記事」という言葉をしばしば目にするようになった。実際に取材せずに、こたつに入りながらでも書ける凡庸な記事のことらしいが、筆者が懸念するのは「こたつコンサル」の横行である。(リポタ株式会社代表取締役、経営コンサルタント 中野豊明)
マスコミで
「こたつ記事」が増えている理由
最近、SNSを見ていると「こんなものは『こたつ記事』だ」などと、ウェブ上の記事を批判するコメントをしばしば目にするようになった。
「こたつ記事」とは何か。
気になったので、知人の編集者に聞いたところ、「こたつ記事とは『インターネットなどのメディアに出ている情報だけで書く記事のこと』をいい、『直接取材して書かない記事』を揶揄(やゆ)した言葉である」という説明であった。つまり、こたつに入りながらでも書ける凡庸な記事のことだ。
しかも、こたつ記事は引用先をきちんと明記しなかったり、事実確認を怠ったりするケースも多々あり、後で盗用問題や大きなトラブルを引き起こし、炎上や謝罪という事態を発生させてしまうこともあるようだ。