「服たくさんはあるのに、今日着る服がない」のは、あなたが服を持ちすぎているからかも？
新しい服を買うのをやめて、手持ちの服だけで過ごしてみると、意外と定期的に買い続けなくてもおしゃれはできるということが分かってきます。NYで話題の必要最小限の、確実に着る服だけのワードローブのつくり方を紹介した書籍『もう、服は買わない』。今回はその中から、新しい服を買っても満足できない理由の一つをご紹介します。
「もう着ない服」を、心を鬼にして手放した
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「私のスタイル」ってなんだろう？ これまでずっと、私はこの問題について悩みつつ、クローゼットにぱんぱんに詰め込んだアイテムに反発する気持ちを抱いていました。つまり、大半の服が気に入らなかったのです。「流行っているから」、あるいは「こんな服を着なければ」と勝手に思い込んで買ったものばかりだったからです。
それに、サイズが合わない服も山ほどありました。そこで、そうした服をこれまで何回くらい着たのか、着心地はどうか、どんなふうに見えるかと、率直に自分に問いかけました。そして、もう着ない服、今の自分の美意識にそぐわない服は、心を鬼にして手放したところ、ワードローブがだいぶすっきりしました。
「多くの選択肢から選ぶ」ことをやめた
『もう、服は買わない』では、3ヵ月間新しい服を買わず最初に決めた33アイテムで過ごします。アイテムの数を減らすことで、今の自分のサイズ、体型、スタイルをしっかりと把握できるようになり、結果的に、クローゼットのどの服を着ても着心地がいいだけではなく、似合うようになり、どんどん自信を持てるようになるのです。自信を持てれば、誰だって生きる気力が湧いてきますよね。
もちろん、人それぞれファッションスタイルは違いますし、時間の経過につれ、自分のスタイルも変わっていきます。けれど「3ヵ月33アイテムで過ごす」を実践した私は、今のところ朝、服を選ぶ時に「似合うかしら？」と悩んで時間や気力を無駄にすることがなくなりました。だって、似合うことはもうわかっているのですから。
それに、どのアイテムを組み合わせても相性がいいので、組み合わせによって無数のバリエーションができるようになり、たくさん服を持っているような印象を与えられるようになりました。
たとえば、ジーンズはダークブルーとブラックの2本しか持っていません。そしてどちらのジーンズも、カジュアルにもドレスアップにも着こなせます。レギンスも2本あって、ワークアウトの時に活躍していますし、冬季には防寒用の下着となり、普段はパンツ代わりにも愛用しています（スポーツウェアを普段着として着る流行がすたれないどころか、盛りあがっているのはありがたいことです）。シャツも同じ。カジュアルにもドレスアップにも使えて、ワークアウトの時にも着られます。
33アイテムで過ごすことで、朝考えすぎて服を選べなくなることも、遅刻しそうになることも、買い物に出かけてショッピングモールで貴重な時間を無駄にすることもなくなります。そしてお金を節約し、着替えを簡単に済ませ、自分にとって本当に大切なものがわかるようになるのです。
『もう、服は買わない』では、「3ヵ月33アイテムで過ごす」ための服の減らし方、必要最低限のワードローブのつくり方、無駄買いや衝動買いを防ぐ方法などを詳しくご紹介しています。「3ヵ月33アイテムで過ごす」を成功させるためには、33アイテムにどんなものを入れればいいのか、途中で変えてもいいのか、例外はあるのかなど様々なコツがあります。自分に合った方法で、ストレスがなく、心から満足できる、少ないけれど確実に着る服だけのワードローブをつくることができれば、人生が変わります。「服はたくさんあるけど、着る服がない！」「着ない服を手放して、身軽になりたい！」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
