☆大反響! 発売1週間で5万部突破!!
「就職したことがないのに4億円貯めちゃった!」
――かぶ1000

初の著書『貯金40万円が株式投資で4億円』を刊行した
株式投資歴30年以上のベテラン投資家、かぶ1000。
中学時代から体育のジャージ姿で、地元の証券会社に通い詰めた。
中高年の投資家にかわいがられ、バブル紳士に金儲けのイロハを教えてもらった。
中学3年で300万円、高校1年で1000万円、高校2年で1500万円へと株式資産を増やす。
会計系の専門学校卒業後、証券会社の就職の誘いを断って専業投資家の道へ。
時価総額に比べて正味の流動純資産が著しく多い「ネットネット株」や
豊富な不動産含み益などを持つ「資産バリュー株」への投資を得意とする理論派として、
資産を安定的に増やしてきた。
2011年に1億円プレーヤーの仲間入りを果たすと、その後も順調に資産を増やし、
2015年に3億円、2019年に累計利益4億円を突破。
中学2年から株ひと筋でアルバイト経験さえない根っからの投資家が、
保有株全体を1つの会社に見立てる考え方や銘柄との付き合い方など、
投資初心者にも役立つ投資法を全公開!

株式投資 考えるPhoto: Adobe Stock

稼いだお金の7~9割も
取られるなんて絶対にイヤ

証券会社への就職を断った理由は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、証券会社の社員になると、株式投資が自由にできなくなること。

日本証券業協会の定めにより、上場企業の株式の短期売買には制限がかかり、売買に関して会社の事前または事後の承認が求められます。

私は株式投資が大好きでしたから、そんな足かせは我慢できませんでした。

しかも、会社勤めをしていると拘束時間が長くなり、株式投資に向き合う時間が少なくなります。

スマホで好きなときに情報を得られる今なら、兼業のサラリーマン投資家の道を選ぶ道もあったと思います。

でも当時は、スマホはもちろんネット自体が存在していない頃でしたから、兼業投資家はとても無理でした。

2つ目の理由は、専門学校で得た知識で企業の損益計算書をチェックしているうちに、会社の売上総利益に占める人件費の割合が、会社によっては1~2割のところがあると気づいたこと。

証券会社に限った話ではありませんが、要するに会社勤めは、従業員が頑張って働いて稼いだ利益のうち、7~9割を会社が取ることになります。

百歩譲って半々ならまだしも、稼いだお金の7~9割も取られるなんて、絶対にイヤだなと思いました。

もちろん、厳密には設備投資の資金や雇用を守らないといけないリスクを企業は負っているので、労働分配率が低くなるのは仕方ないことですが、当時は単純に割合だけで判断していました。