ドナルド・トランプ米大統領は7日夜、自身の罷免要求が強まる中、支持者による連邦議会議事堂への乱入は「許しがたい攻撃」と述べ、1月20日に正式にホワイトハウスを去る意向を示した。大規模な選挙不正があったと約2カ月にわたり唱えてきたトランプ氏。乱入に先立つ集会で、支持者らに議事堂へと向かい「闘う」よう求めていたが、約3分のその動画で、乱入事件への責任は一切認めなかった。その上で、国家には癒やしが必要だとして「冷静さを取り戻すべき」だと主張。「円滑な政権移行」を確約すると表明した。米東部時間7日午後7時過ぎにこの動画が投稿されるまで、顧問らは背後で、一連の騒乱に断固とした対応を示すようトランプ氏に迫っていた。複数の取り巻きは公然とトランプ氏の対応を批判。ホワイトハウスの法務顧問パット・シポロン氏は、議会乱入を巡り、トランプ氏は法的リスクにさらされる恐れがあると警告した。会話の内容を知る関係筋が明らかにした。