「心が痛んでいる時、それはもう、風邪と同じです。休みましょう」
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話題のWEB漫画家・やしろあずき氏が
真面目すぎて自分を消費しているすべての人に贈る1冊
『人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ』より特別に一部公開します。

「どうしても叶えたい…!」を実現する“非正規ルート”の使い方

行きたい会社が採用試験をしていない場合、
あなたはどうしますか?

 この方法は僕がこれまで生きてきた人生の中で結構使ってきた技です。

 大学生の頃、研究室内の大画面テレビでゲームがし放題だからと大人気だった研究室があって、選考で落ちてしまったのですが、その後に熱意を教授宛に直接メールで送ったら特例で合格になりました。これも悪あがきが成功した例の一つになると思います。

 何が言いたいのかというと、ダメか~って諦める前に「なんかちょっといけるんじゃない…?」って感じで最後の悪あがきをすると案外どうにかなったりする事、多かったんですよね。…で、今になって色々な人の話を聞くと正攻法ではなくこういったイレギュラーな方法で自分がなりたい職業になっていたり、業種についていたりする人って結構多かったんです。

 新卒を募集していない会社の中途の応募ページから「新卒だけど入れてくれ」とアホみたいな長文のメッセージを送りつけ無事に内定をもらった人や、最終面接で落とされたけど諦めきれず、そこの社長が行くパーティーに潜り込み直談判した人とか、正直引くレベルの行為をして今自分がやりたい事をしている人など…。

 元々決まっていたルールでNGを食らっても、まだ諦めずに自分なりの個性を活かしたやり方で再勝負をしかけ、その結果再びチャンスを掴んでいる人が結構いるんです。全員総じて頭おかしいと思うけど。

 なので、場合によっては悪あがきで一発壁に蹴りをいれてみる」方法や「みんなが壁に体当たりをしている最中にコッソリと地面を掘り進めて壁の向こう側に行く」ような方法が結構有効なんじゃないか、という話でした!

 ただ、当たり前のように悪あがきをしろ、元々あるルールを無視しろと言っているわけではないです。全員が全員悪あがきをしたら、無秩序な世紀末みたいになりそうだし…。

 本当に自分が諦めきれない事があって、それをあと一歩で掴み取れるような場所にいる場合、少し大胆でも自分なりの勝負をしかけてみても良いんじゃないかなぁ、という事です。ネットが発達している今の時代、色んな場所に色んな人と繋がれるチャンスは転がっています。

「諦める前の最後の一歩」は大胆に行こう!

(本原稿は『人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ』<やしろあずき著>の抜粋です)