ドナルド・トランプ大統領が4年間、強権的に指揮した共和党内で、今後のトランプ氏との関係を巡って意見の対立が起きている。トランプ氏があおった6日の連邦議会議事堂乱入事件では、議会警察官1人を含む5人が死亡した。一部の共和党指導者や戦略担当者は党のイメージを心配するあまり、トランプ氏と決別するしかないと考えている。以前にもトランプ氏の行動を批判したことがあるベン・サス上院議員(ネブラスカ州)は大統領の弾劾訴追決議案について、下院で可決されれば検討すると述べた。アダム・キンジンガー下院議員(イリノイ州)は7日、動画でメッセージを発表し、乱入事件を引き起こしたのはトランプ氏であり、大統領として「ふさわしくない」と述べ、憲法修正第25条による大統領の罷免を求めた。
「トランプ後」巡り分裂する米共和党
大統領を非難する声がある一方で、政策で支持者を取り込んだ功績は評価されている
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