5位は医薬品メーカーであるJCRファーマで、830.3万円。希少疾病用医薬品分野を中心にバイオ医薬品の開発を行っている。同社は20年12月30日、新型コロナウイルスワクチン原液の国内製造について、英製薬大手のアストラゼネカの日本法人(大阪市北区)と業務請負契約を締結したことを発表した。国内における安定供給の早期実現を目指し、原液の製造を加速していく考えだ。

 7位は島津製作所で816.4万円。1875(明治8)年3月創業、京都府京都市中京区に本社を置く老舗企業である。

 8位は医療機器メーカーのシスメックスで同800.2万円。同社は、赤血球や白血球などの数や種類、大きさを調べる「血球計数検査」を中心に、検体検査領域のほぼ全ての検査分野で事業を展開している。

 事業領域の幅広さに加えて、「検体検査領域」では世界トップ10、「血球計数分野」では世界シェア1位の地位を獲得している。

 トップ10の顔触れを業種別に見ると電子機器、精密機器などの製造業が多いことも特徴の一つだ。10社中7社を占めている。

 なお、今回年収が650万円を上回った企業は100社中53社だった。それらの企業について、業種別の傾向を確認しておこう。650万円を上回った業種で最も多かったのは電気機器の11社、次いで機械の6社、化学の5社となった。

 電気機器では村田製作所(25位/724.4万円)、ローム(26位/720.7万円)、京セラ(28位/715.9万円)などがランクイン。

 20位の三洋化成工業(736.0万円、化学)は、従業員の平均年齢が39.7歳と、比較的若いことも興味深い。

 なお、年収650万円以上の53社の府県別分布は、兵庫県が26社、京都府が21社、滋賀県が5社、奈良県が1社だった。

(ダイヤモンド編集部 加藤桃子)