――日本はまだ在宅勤務に抵抗感を持つ人も多いと思いますが、本田さんから見て、日本はこれからどのように変わるといいと思いますか?

本田 日本で一番の問題点って、政治も大企業も、おじさんが多すぎだという点なんです。60代、70代が現役で幅を利かせすぎです。この状況は、海外だったらあり得ないですよね。とはいえ、今のアメリカ大統領の年も高齢(編集部注:トランプ氏は74歳、バイデン氏は78歳)。それでも、ヨーロッパの大統領とか他の国も見てもわかるじゃないですか(※1)。日本の役所とかもそうなんだけど、おじさんがいすぎ。掛け声を変えただけで、自分たちがトランスフォーメーションしていないから、実際うまくいかないことが多いんです。

※1 編集部注:例えばフランスのマクロン大統領は43歳、ニュージーランドのアーダーン首相は40歳、フィンランドのサンナ・マリン首相は35歳、台湾のオードリー・タンIT担当大臣は39歳である。

――日本が変わるには、60〜70代の人たちがトランスフォーメーションをする必要があるのか、それとも若い世代からの底上げが必要なのでしょうか?

本田 おそらくトランスフォーメーションはできないので早く辞めてもらいたい。ただ、大企業も役職定年などで、おじさんたちを切る方向になってきています。実際問題、抱えていられないんです。コロナ禍でさらに後押しされて、企業はかなり変わっていくんじゃないかなと思います。

 あとは、政治。政治と行政のおじさんたちに早く辞めてもらわないと、国・行政がなかなか変わらないと思っています。リーダーシップがあって若い世代が入ると変わるのかなと思います。

――日本は2021年も問題は山積です。

本田 今、戦後のどさくさの時代と似ているんだろうと思います。「よーいドン」で皆同じ状況で焼け野原に放り投げられている。世界の根本が変わっているわけだから、戦前と同じような考え方でいてもチャンスはない。逆に、マインドを変えて新しい挑戦をした人にとってはチャンスがあるはずです。皆が2020年は大変な思いをしたけれど、2021年は皆に平等にチャンスもある。

 僕、今、仕事がすごく面白いんですね。混沌として先が見えない逆境が大好きなんです。もちろん2020年は会社としてもダメージを受けているんですが、すごくワクワクする。2021年はオンラインサロンもそうですけど、多くの人のトランスフォーメーションを応援できたらいいなと思います。