マツモトキヨシが売上高6.7%減で「独り負け」の理由、好調ツルハらと格差Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、12月度のドラッグストア編だ。

マツモトキヨシが売上高6.7%減で 「独り負け」
好調ツルハらと格差

 ドラッグストアの主要5社が発表した12月度の月次業績データ(既存店売上高や国内ドラッグストア売上高など)は、以下の結果となった。

 12月度のサンドラッグのドラッグストア事業_既存店売上高は、前年同月比104.2%(4.2%増)、ツルハ(ツルハホールディングス〈HD〉)は同105.3%(5.3%増)、ウエルシア(ウエルシアHD)の国内ドラッグストア売上高は同105.3%(5.3%増)、コスモス薬品の既存店売上高は同107.6%(7.6%増)だった。

 他社が前年同月比の業績を上回る中、唯一前年割れとなったのがマツモトキヨシ(マツモトキヨシHD)で、12月度の既存店売上高は、前年同月比93.3%(6.7%減)だった。