マスク姿の人々
コロナ禍でマスクを巡るトラブルが相次いでいる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

マスク着用を巡るトラブルがきっかけで、格安航空会社ピーチ・アビエーション機の乗客だった明治学院大非常勤職員(契約解除手続き中)奥野淳也容疑者(34)=茨城県取手市=が大阪府警に、大学入学共通テストの受験生の男(49、以下、受験生)が警視庁に相次いで逮捕された。いずれもマスクの非着用や装着方法がクローズアップされ「見せしめ逮捕でやり過ぎだ」「マスク警察ではなく本物の警察が出てきた」などの指摘や批判も相次いでいるが、逮捕容疑は奥野容疑者が傷害と航空法違反、威力業務妨害、受験生が建造物不退去。マスクはあくまでトラブルの原因で逮捕と関係なく、容疑は明らかな不法行為でそれぞれに逮捕される理由があった。(事件ジャーナリスト 戸田一法)

不法行為による逮捕でマスクは関係なし

 奥野容疑者の逮捕容疑は昨年9月7日、釧路発関西空港行のピーチ機内で、女性乗務員の左腕をつかんでひねり、軽い捻挫(ねんざ)を負わせた疑い。ほか乗務員らを大声で威圧して当該機を遅延させるなど、ピーチ社の業務を妨害した疑いが持たれている。

 当該機長が航空法の「安全阻害行為」に当たるとして新潟空港に臨時着陸。奥野容疑者は同空港で降ろされ、ピーチ機は約2時間15分遅れで関西空港に到着し、乗客約120人に影響が出た。

 受験生の逮捕容疑は16日午後6時~午後10時ごろ、共通テストの会場だった東京都江東区の東京海洋大越中島キャンパスで、失格となり退去を命じられたにもかかわらず、トイレの個室に閉じこもった疑い。