「10分でわかる生活保護の今」を
実現させた構成者の手腕

 この日、筆者が番組で語った内容は、

 ・生活保護制度の概況

 ・生活保護が利用できる条件

 ・生活保護の利用方法

 ・申請侵害のよくあるパターン

 ・申請から保護開始までに行われる調査の内容

 ・不正受給

 ・生活保護の問題点

 と、多岐にわたった。出演にあたっては、構成担当者とメールや電話でやりとりし、一応の台本があった。これらの内容を10分間に極端な不足なく盛り込んだ担当者は、掛け値なく尊敬に値すると思う。

 概況については、ここ5年間ほどの「人数で200~220万人程度」「世帯数で165万世帯程度」「8割は単身者、高齢者世帯に限れば9割が単身者」「高齢者世帯が約55%、傷病者・障害者世帯が約25%、母子世帯約5%、その他の世帯約15%」といった内容を語った。

 ついで「『働ける』とされる世帯は20%、その方々も一般的に『働ける』と考えられる状況ではないことが多い」という事実、「予算総額は国の負担分で3.8兆円、この他に地方の負担分があり、合計でだいたい5兆円。1人あたりでは年間250万円」といった財政面でのトレンドを話し、「おおむね半分が医療扶助であり、本人の使えるお金が年間250万円あるわけではない」という最低限の解説を追加した。