口に砂を詰めついには暴行死させる

 茨城県ひたちなか市では同年7月、生後1カ月の乳児をあちこちにたたきつけたり、殴るなどしたりして殺害したとして、殺人容疑で父親の小沼勝容疑者(逮捕当時28)=鑑定留置=が逮捕された。

 逮捕容疑は7月15~23日、長女の舞香ちゃんをトイレのドアやふすまなどにたたきつけたり、腹や胸を殴ったりして殺害した疑い。舞香ちゃんは24日早朝、急性硬膜下出血と内臓損傷で死亡が確認された。小沼容疑者は「夜泣きでストレスがたまっていた」と暴行の事実を認めつつ「殺意はなかった」と供述しているという。

 前述のデスクによると、小沼容疑者は妻と舞香ちゃんの3人暮らしで、舞香ちゃんは実の娘。妻は警察の聴取に、小沼容疑者の暴行を認識していたが「自分も暴力を振るわれると思い、怖くて制止できなかった」と説明していたという。

 福岡県中間市では8月、自宅で両親が3歳男児に繰り返し暴行し、最後には死亡させた事件が発覚。

 起訴状によると、末益涼雅被告(23)=傷害と同致死の罪で起訴=と妻の歩被告(23)=同=は7月31日、長男の愛翔(まなと)ちゃんの口にペット用トイレの砂を入れたり、同19~24日にも暴行して恥骨を骨折させたりした。

 8月15日夜~16日未明には、愛翔ちゃんの頭部に暴行を加え、急性硬膜下出血による多臓器不全で死亡させた。

 前述のデスクによると、愛翔ちゃんは歩被告の連れ子。両被告は愛翔ちゃんが他の子どもと遊ぶことを禁止し、日常的に暴力をふるっていたらしい。自宅には曽祖母が同居していたが、両被告は3人が生活する部屋は閉め切り、曽祖母が愛翔ちゃんを世話しようとすると「余計なことはするな」と干渉を拒否していたという。

 愛翔ちゃんは幼稚園と保育園のどちらにも通っていない「無園児」で、中間市による訪問調査の対象だったが、コロナ禍の影響で先送りされていた。