空中戦に出撃する無人ジェット戦闘機から、軍の部隊を輸送する巨大潜水艦に至るまで、米国防総省は米軍の自動化技術導入を拡大する計画だ。  国防を巡る動きは空中、地上、海面下のいずれも、商業ベースの自動化の取り組みを上回るペースで進行する。米国の敵対勢力の技術的進歩に対抗しなければならないからだ。現・元安全保障当局者や業界関係者はそう話している。こうした前進――コンピューターが主に制御するコックピット、完全に自律飛行するヘリコプター、自動化された空中給油機など――は将来、民間航空機や先進航空管制システム、各種のドローンに応用される可能性が高い。