ゲームストップ騒動を巻き起こした個人投資家に新たなターゲットが浮上した。米住宅ローン会社クイッケン・ローンズの親会社、ロケット・カンパニーズだ。2日の取引では、商いを伴って71%急騰し、41.60ドルで終えた。出来高はおよそ3億7700万株と、前日からおよそ10倍に膨らんだ。急激な株価変動を受けて、午後の取引では数回にわたり売買が停止された。3日午前の取引では、約20%安の33ドル前後で取引されている。ロケットもゲームストップと同じく、空売り筋のターゲットだ。データ分析会社S3パートナーズによると、1日時点で、売買可能な株式に占める空売り残高の割合は46%に達している。ゲームストップ急騰劇の舞台となったオンライン掲示板レディットのフォーラム「ウォールストリートベッツ」では、個人投資家がここ数日、ロケットの株式購入を勧め、巨額の利益を得た証拠を互いに共有していた。