DCM、コメリ…コロナ下で好調のホームセンターが「2月で急減速」に見える理由Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、2021年1〜2月度のホームセンター編だ。

ホームセンター、2月の伸び率が小さいワケ

 ホームセンターの主要4社が発表した2021年1〜2月度の月次業績データは、以下の結果となった。

○DCM(DCMホールディングス〈HD〉)の既存店売上高
1月度:前年同月比117.5%(17.5%増)
2月度:同100.7%(0.7%増)

○コメリの既存店売上高
1月度:前年同月比116.5%(16.5%増)
2月度:同102.6%(2.6%増)

○コーナン(コーナン商事)の既存店売上高
1月度:前年同月比115.8%(15.8%増)
2月度:同101.7%(1.7%増)

○島忠の既存店売上高
1月度:前年同月比114.6%(14.6%増)
2月度:同98.7%(1.3%減)

 1月度と2月度の既存店売上高の増減率を並べてみると、今回取り上げる4社とも、2月度の数値が圧倒的に小さいことが分かる。これには理由がある。