TOHO CINEMASPhoto:Diamond

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、2021年1〜2月度のレジャー編だ。

TOHOシネマズが興行収入31%減
緊急事態宣言の再発出で悲鳴

 レジャーの主要3社が発表した2021年1〜2月度の月次業績データは、以下の結果となった。

○TOHO シネマズ(東宝)の映画興行収入
1月度:前年同月比61.7%(38.3%減)
2月度:同69.0%(31.0%減)

○ラウンドワンの既存店売上
1月度:前年同月比64.7%(35.3%減)
2月度:同70.2%(29.8%減)

○東京スカイツリー(東武鉄道)の天望デッキ来場者数
1月度:前年同月比13.5%(86.5%減)
2月度:同24.4%(75.6%減)

 2月度の月次業績データを見ると、TOHOシネマズとラウンドワンは約3割減、東京スカイツリーは約8割減と苦境が続く。