コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、2021年1〜2月度のホテル編だ。
京王プラザホテルの売上高85%減、
プリンスホテルは82.9%減で崖っぷち
ホテルの主要3社が発表した1〜2月度の月次業績データは、以下の結果となった。
○プリンスホテル(西武ホールディングス〈HD〉)の宿泊客数
1月度:前年同月比17.1%(82.9%減)
2月度:同25.3%(74.7%減)
○京王プラザホテル(京王電鉄)の売上高
1月度:前年同月比15.0%(85.0%減)
2月度:同22.8%(77.2%減)
○東急ホテルズ(東急)の店舗売上高
1月度:前年同月比22.6%(77.4%減)
2月度:同27.5%(72.5%減)
数字を見れば分かるように、3社全てが年明け以降、非常に厳しい状況だ。