ハイテク投資家は最近、保守的になっている。オラクルは投資家の目利き力を鍛えてくれる最初の銘柄となるだろう。創業43年のソフトウエア大手は今週、最もホットなハイテク株という異例の位置付けで12-2月期(第3四半期)決算を発表する。オラクル株は5日の取引終了時点で週間上昇率が8%超、過去1カ月間では10%超それぞれ上昇している。最大手を含む多くのハイテク銘柄が突然敬遠されるようになった市場で、オラクルはひときわ異彩を放つ存在となっている。過去1カ月間でナスダック総合株価指数は7%下落。アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、グーグルの親会社アルファベットなどハイテク最大手も平均で5%超下落した。