現代人の脳には“毒”が溜まっている!
無意識に溜まった脳の“毒”を出して
脳がみるみる若返る食事法を紹介する

脳の若返りと認知症治療の専門医・白澤卓二医師が提案する衝撃の最新刊『脳の毒を出す食事』では、現代人の脳に溜まった毒を出し、脳の機能を上げる食事法を紹介している。
現在、認知症患者数は増加の一途。その発症を避けるには、40代からの脳のケアが大切だと著者はいう。本書では世界最新の医学で明らかになった認知症予防・改善策と、その研究からわかった脳のパフォーマンスを上げるために必要な食事を提案する。

たまご
Photo: Adobe Stock

卵は「平飼い」が第一選択

牛肉と同じように、自由に身動きがとれない狭い鶏舎に閉じ込めて、卵さえ産んでくれればいいという育て方をされている鶏は、間違いなく抗生物質を与えられています。ということはその鶏が産んだ卵にも抗生物質が混入しているということです。

病院や歯科で抗生剤を処方されたことはあるでしょうか。それはどんなときでしたか? 手術をしたあと?細菌に感染したとき?手術のあとの抗生剤は悪い細菌が繁殖するのを予防するため、細菌感染したときは菌を駆除するために服用します。

抗生剤は菌を殺す殺菌剤です。感染してしまったときに駆除できる薬はとてもありがたいものですが、この抗生剤は、悪さをしている菌だけを狙って殺すことはできず、体にとって有益な菌も一緒に殺してしまうのです。以前は風邪をひいたときに抗生剤を処方する医師もいましたが、最近では有益な菌への悪影響を考えて、風邪で抗生剤を処方することはまずありません。こうした情報を知って抗生剤を飲まないようにしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

飼育環境や飼料を調べて、納得できるものを選ぶ

ところが、抗生剤の服用を拒否しても、多くの人は抗生剤を与えられた鶏の肉を通して、産み落とした卵を通して、抗生物質を取り込んでしまっています。卵についてはパッケージにQRコードやホームページのURLなどが記されているものが増えていますから、飼育環境や飼料について調べ、納得できるものを選ぶとよいでしょう。

もっと簡単に選ぶなら断然「平飼い卵」がおすすめです。平飼いというのは、鶏が動き回れる場所で鶏舎に閉じ込めずに育てる飼育方法です。ヨーロッパ諸国やアメリカ、カナダ、オーストラリアなどでは動物福祉の観点から鶏舎で育てることはすでに規制されはじめています。日本でもこの考え方が広まりつつあるので、スーパーでも見つけやすくなっています。

本原稿は、白澤卓二著『脳の毒を出す食事』からの抜粋です。この本では、認知症など脳の機能不全の原因となる、現代人の脳に溜まった”毒”を出して究極の健康体になる食事法の提案と、実生活で使える7日間実践レシピを掲載しています。脳と体を健康にし、本当の意味での健康長寿を目指してみませんか?(次回へ続く)

監修 お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二先生
1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。現在、お茶の水健康長寿クリニック院長。

白澤卓二(しらさわ・たくじ)
医師、医学博士
1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。2017年よりお茶の水健康長寿クリニック院長、2020年より千葉大学予防医学講座客員教授就任。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCEOも務める。
専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。