現代人の脳には“毒”が溜まっている!
無意識に溜まった脳の“毒”を出して
脳がみるみる若返る食事法を紹介する

脳の若返りと認知症治療の専門医・白澤卓二医師が提案する衝撃の最新刊『脳の毒を出す食事』では、現代人の脳に溜まった毒を出し、脳の機能を上げる食事法を紹介している。
現在、認知症患者数は増加の一途。その発症を避けるには、40代からの脳のケアが大切だと著者はいう。本書では世界最新の医学で明らかになった認知症予防・改善策と、その研究からわかった脳のパフォーマンスを上げるために必要な食事を提案する。

脳 人間
Photo: Adobe Stock

なぜ脳に毒が溜まるのか?

脳は全身に指令を出す非常に重要な場所です。

体温を調整したり、心臓の鼓動を一定の範囲に保つのも、全身に必要なだけの酸素を取り込むために自然と呼吸できるのも、脳が全身の状態を把握して24時間態勢の自動運転をしているからです。

あらゆる臓器が絶えず働いているのも、各種のホルモン量をうまく調整しているのも脳。指先をわずかに動かすことができるのも、体を大きく動かすことができるのも脳がすべて指示しているからです。

見る、聞く、匂いを嗅ぐ、味わう、皮膚に何かが触れると気がつくのも、すべて脳が感じているのです。

これほどまでに大切な脳には、体の中で脳の他にはどこにもない「血液脳関門」という特別な構造を備えています。脳に毒物やウイルス、細菌などを侵入させないためです。血液脳関門は脳を守るために常にパトロールをしている検疫官のようなもので、脳につながる血管を通る血液を何度もふるいにかけて、さまざまな条件をクリアした、脳が必要とする成分だけを通す鉄壁のバリアとなっています。

この守りは非常に厳重で、本来、ブドウ糖やケトン体など、ごく限られたものしか脳には届かないはずなのです。

体の司令塔に毒が溜まれば、どうなるか?

ところがこのような厳戒態勢のもとでも、何かの拍子で、あるいは悪意を持って脳に侵入する毒があるのです。

脳にどれくらいの毒が溜まっているかは、生活環境や習慣、食べものなどによる差が大きいので、人によって違います。けれど、現代人の脳には間違いなく毒が蓄積しています。体の司令塔に毒が溜まれば、健康を害することは言うまでもありません。

本原稿は、白澤卓二著『脳の毒を出す食事』からの抜粋です。この本では、認知症など脳の機能不全の原因となる、現代人の脳に溜まった”毒”を出して究極の健康体になる食事法の提案と、実生活で使える7日間実践レシピを掲載しています。脳と体を健康にし、本当の意味での健康長寿を目指してみませんか?(次回へ続く)

監修 お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二先生
1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。現在、お茶の水健康長寿クリニック院長。

白澤卓二(しらさわ・たくじ)
医師、医学博士

1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。2017年よりお茶の水健康長寿クリニック院長、2020年より千葉大学予防医学講座客員教授就任。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCEOも務める。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。