長生きしたければ1日5サービングの果物と野菜
1日3サービング(サービングは食事の提供量の単位)の野菜と2サービングの果物の摂取は長生きにつながるとする研究結果が、「Circulation」に3月1日報告された。研究を実施した米ハーバード大学医学大学院のDong Wang氏らは、「研究結果は、1日に5サービングの野菜と果物の摂取を推奨している米国の食事に関する勧告や健康推進運動(5 A DAY運動)を支持するものだ」と述べている。
この研究は、Nurses’ Health Studyの参加者から抽出した女性6万6,719人と、Health Professionals Follow-up Studyから抽出した男性4万2,016人のデータを解析したもの。追跡期間は、女性で1984〜2014年まで、男性で1986〜2014年までで、研究開始時に心血管疾患、がん、または糖尿病がある対象者はいなかった。対象者の食物摂取に関しては、研究開始時と、その後は2〜4年おきに、検証済みの半定量的食物摂取頻度調査票を用いて情報を取得した。なお、この研究では、野菜と果物のいずれでも、80gを1サービングとした。