インデックスファンドは
“ダメ企業”にも投資する

インデックスファンドへの投資は、指数の対象となる企業にほぼ全部投資することになります。
※厳密には「完全法」と」「サンプリング法」に分かれますが、ここでは脇においておきましょう。

ということは、業績が悪化している企業にも、場合によっては法令違反を犯した企業にも投資することになります。

「なんでいつまでも上場しているんだ!」「早く退場しろ!」と思うような企業があっても、インデックスに含まれていれば、避けることはできないわけです。

つまり、そうした個別企業の業績や素行なんかに目をつむって投資するのがインデックス投資とも言えます。

私は米国株のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)など、たばこメーカーにも投資していますが、投資家のなかには「たばこメーカーなんか、社会の敵。絶対に嫌だ!」なんて思う人もいます。

また、反戦意識の高さから軍需産業には投資したくないという人もいるでしょう。

もし、そういう考え方を徹底させたいのであれば、投資信託ではなく、自分の考え方に合った企業を選んで個別株投資をするということになるでしょう。