あなたの商品・サービスに
「遊び」をとり入れよう!

 2つ目の理由ですが、「好きなことは、差異を生みやすい」からです。前回の連載(マーケティング)でも触れましたが、差異というのは、ほかの人や会社との違いのことです。これが、売上を増やす大きな要因となります。

 なぜ、好きなことが差異を生みやすいのか。好きなことは「遊び」の範疇に入ることが多いため、その「遊び」を仕事に結びつければ、ほかの人との差が生まれやすいからです

 あなたの大好きなことは何でしょうか。おそらく、仕事と関係ない「遊び」といえるものが多いのではないかと思います。

 例えば、スポーツ。私は野球をずっとやっていますが、好きで好きでたまりません。ただそれは、私にとっては本当の遊びで、仕事に結びつくとは考えていません。

 本当に野球が好きで、草野球に年間500試合出場するなんていう超人がいたとしたら、その人は草野球界では名の知れた人になっているでしょう。例えばその人が、「対戦したい草野球チームをつなげて、手数料としていくらかをもらう」という商売を始めたとしたら、おそらく成立するでしょう。

 これだけでは事業のレベルとしてはダメかもしれませんが、それをブラッシュアップしていけば、多くの売上を得られるようになる可能性は十分にあります。