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今回は「バブル時代の投資」について考えてみたい。現在の「バブルっぽい」マーケットの状況下において、何に投資するのが安心か。上げ相場や下げ相場にどのような姿勢で臨むべきなのか。筆者が考え抜いて出した「答え」をお伝えしたい。(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)

「バブル特集号」の対談で言い残した
「バブル時代の投資」とは?

 現在発売中の『週刊ダイヤモンド』(3月27日号)は、「米国株・日本株・仮想通貨・金 バブル投資 見通し&リスク」と題するバブルの特集を組んでいる。タイトルの冒頭に米国株が来るあたりに、日本の株価が米国株に連動しやすい昨今のマーケットの構造とともに、米国株に投資する個人投資家がわが国に増えていて、米国株への関心が高まっていることがうかがえる。

 さて、この特集の冒頭で筆者は、「日本と米国の株高はバブルか?」というタイトルの座談会に出席させてもらった。マネックスグループCEO(最高経営責任者)・松本大氏が「強気派」、慶應義塾大学大学院准教授・小幡績氏が「弱気派」、筆者がその中間といった立ち位置で議論が進んだ。バブルに関する論点整理が相当程度できたのではないかと思うので、マーケットに興味のある読者はぜひ読んでみてほしい。

 三者三様のニュアンスなのだが、現在のマーケットの状況が「バブルっぽい」ということについては意見が一致した。強気派の松本氏が指摘する「お金に対する逆バブル」が起きていることが株高の原因であることについては、小幡氏も筆者も深く賛成したし、「お金に対する逆バブルとは、つまり株価の側はバブルではないか」という小幡氏の指摘はもっともだった(バブル崩壊が起きないと松本氏が考える理由などは、対談を参照されたい)。

 対談の終盤では、現在のような状況にあって個人投資家が何に投資したらいいのかについて意見が交わされた。答えは再び三者三様なのだが、紙幅の関係もあり、もう少し説明したい点が残ったので、本稿では、あくまでも筆者の視点からになるが、「バブル時代の投資」について考えてみたい。