写真:日経平均株価
2021年2月16日、日経平均株価の終値は前営業日から383円高の3万467円を記録した Photo:JIJI

日経平均株価が30年ぶりに3万円を突破した。今後われわれは「この株価はバブルなのか?」という疑問と付き合っていく必要がある。そこで日経平均がいくら、PER(株価収益率)が何倍で黄色信号や赤信号がともるのか、「株価の絶対的な水準」の判断基準をお伝えしたい。(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)

日経平均株価3万円を突破!
この株価はバブルなのか?

 内外で株価が上昇している。米国の株価が「史上最高値」である一方、わが国は「30年ぶりの高値」といかにもスケールが小さいが、今週に入って日経平均株価が3万円を超えてきた。株価上昇の主たる要因は内外共に、新型コロナウイルス対策としての金融緩和を財政出動が後押しすることによる金融の超緩和状態だ。

 これに、世界的な景気回復傾向とコロナワクチンの普及による一段の経済活性化期待が加わって、株式市場は活況だ。

 古典的相場論のフレームワークでは、現在は金融緩和によって俗に言う「カネ余り」状況がもたらす「金融相場」から、現実に企業業績の改善が後押しする「業績相場」に切り替わって、株価がさらに上昇する過程にあると考えることができる。もちろん、別の要因が生じてこの通りにならない場合があるのは読者もよくご存じのところだろう。しかし、仮に今後も株価が上昇した場合、「この株価はバブルなのか?」という疑問と付き合う必要が生じてくる。