付属校は「視野の広い子」が求められる
付属校の説明会や、出題される問題を見ていると、学校側が「視野の広い子」を求めていることがわかります。単に勉強だけをしてきた子より、生活の中で文化を学び、社会と関わり、世の中に興味を持っている子を求めていることが感じられます。私はこれを「勉強するための素地がある子」と言っています。これから「がんばって伸びる子」、と言い換えてもいいかもしれません。
慶應普通部の「目路はるか教室」は、子どもたちに新しい興味の扉をひらく役割をしています。これは社会に出た卒業生による特別授業で、「全体講話」だけでなく、20~30人で受講する「コース別授業」があり、そのほとんどが講師の職場で開催されています。社会で活躍する卒業生の職場に足を運び、実際に学べる貴重な機会です。また、慶應湘南藤沢では、プレゼン大会やマーケティング・広告手法などを学ぶ授業、模擬国連への参加など、実社会に通用する授業が日常的に行われています。