米南部国境を越えて不法入国し、国境警備隊に身柄を拘束された移民の数は、3月に17万人余りとなり、月間で15年ぶりの高水準となった。事情に詳しい関係者が明らかにした。  拘束された移民の数は2月の約9万7000人から大幅に増加しており、国境の管理に取り組むバイデン政権にとって、すでに停滞している物流や政治的な課題をさらに悪化させている。  移民の数は、独身男性、幼い子供を連れた家族、同伴者のいない未成年者など、多岐にわたって急増しており、政府の大きな問題となっている。3月の拘束者数は米紙ワシントンポストが最初に報じた。