デニーズPhoto:Diamond

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、3月度のファミレス編だ。

デニーズの業績悪化が
すかいらーくやサイゼリヤよりも深刻な理由

 ファミレスの主要5社が発表した3月度の月次業績データ(既存店売上高)は、以下の結果となった。

 すかいらーくグループ(すかいらーく)の既存店売上高は、前年同月比93.7%(6.3%減)、ロイヤルホスト(ロイヤルホールディングス〈HD〉)は同103.2%(3.2%増)、サイゼリヤは同91.3%(8.7%減)、デニーズ(セブン&アイホールディングス〈HD〉)は同84.7%(15.3%減)、ジョイフルは同93.1%(6.9%減)だった。