――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  指数連動型商品への投資が市場をどれほどゆがめているかという議論が活発化するなか、ある指数がゆがみの主要因として候補に挙がっているようだ。S&Pグローバル・クリーン・エネルギー指数だ。設計に不備があり、30の構成銘柄に注ぎ込まれている資金があまりにも多いからだ。この30の銘柄の多くは、規模が小さく取引が難しい。  だが奇妙な点は、同指数には大きな影響力がほとんどないことだ。つまり、この指数が問題なのではなく、クリーンエネルギー株に熱狂している人々が問題なのだ。