19日に開幕した上海国際自動車ショーで、ある女性が米電気自動車(EV)メーカー大手テスラのブースに出展されていた「モデル3」にのぼり、欠陥ブレーキなどと叫びながら抗議する一幕があった。ネット上では、その様子をとらえた動画が拡散。テスラにとっては、重要市場である中国で品質問題が再び焦点に浮上する頭の痛い展開となっている。その女性は「ブレーキが効かない」、「見えない殺人者」などと書かれたTシャツを着て、テスラ車は安全ではないと訴えた。入場者が投稿した動画によると、女性は警備員によって排除された。警備員らは当初、開いた傘で女性の姿を隠し、他の入場客から見えないようにしていた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がその後、同日午前に会場を訪れた時には、テスラは警備を強化していた。
テスラの中国事業にまた難題、女性のデモが波紋
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