ネットのフォーラム上で、トレーダーらが「ドージデイ」を盛り上げようと躍起になっている。狙うは暗号資産(仮想通貨)ドージコインの1ドル大台突破だ。こうした状況は、市場の一角が過熱している兆候を改めて浮き彫りにする。ドージコインは冗談で始まった仮想通貨で、何の意味も持たない。だが、今年に入り8000%余りの急騰劇を演じている。これに対し、S&P500種指数は配当を含めたベースで、過去30年間のリターンが約1900%だ。今年の取引開始時は0.01ドル未満だったドージコインは、16日の取引で過去最高値となる0.45ドルに上昇。19日の取引でも約0.43ドルまで買われている。足元で騰勢を強めている背景には、ツイッターやオンライン掲示板レディットなどで、ユーザーがミーム(はやりネタの画像・映像)やツイートを使ってドージコインの押し上げを呼びかけていることがある。
「ドージデイ」の熱狂、狙うは1ドルの大台突破
ビーフジャーキーの広告が火をつけたドージコイン押し上げ
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