米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は金融政策を一般の国民に説明しようと奮闘している。政府機関に対する国民の信頼が揺らぐ中、信頼を高めたいとの思いからだが、予期せぬ事態が生じている。一つ例を挙げよう。今月14日、ワシントンのエコノミッククラブのバーチャルイベントに出席したパウエル氏は、インフレ率が一時的に2%の目標を上回るのを容認する新たな政策について説明した。「この10年、各国の中央銀行は2%の目標を達成するのに苦労してきた。中には、完全なデフレと戦っているケースもある」パウエル氏がこう述べると、ヤフーファイナンスがユーチューブを使って配信していた中継映像横のチャット欄がにぎやかになった。
FRB議長発言のネット中継、視聴者は言いたい放題
チャット欄に「どんどん資金を投入して!!!」と書き込む人も
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