欧州各国は、今年の夏に米国など海外からの観光客をどう受け入れるかについての計画をまとめているが、出発国や訪問国ごとに異なるルールが設けられることとなりそうだ。ギリシャやクロアチアといった観光への依存度が高い国はすでに、ワクチン接種証明を持つ全旅行者を受け入れている。また、証明がない場合も、新たに分子検査で陰性が確認されれば入国が可能だ。フランスやイタリアも、国外からの旅行者に関する制限を間もなく緩和すると示唆している。欧州連合(EU)の27加盟国が共通のルールで合意するのはこれまで同様に困難とみられる。北欧諸国の多くは旅行者受け入れの制限撤廃により慎重な姿勢を見せている。国外からの旅行者受け入れは各国政府の判断に任されるが、EU当局としては共通のアプローチを促している。現時点でEUとしては米国からの観光客を受け入れないよう加盟国に勧めている。
外国人観光客の受け入れ、欧州各国で対応割れるか
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