米国の航空会社は今年の夏、ほぼ通常通りのフライトスケジュールを準備している。投資家と旅行者が何よりも知りたいのは、運賃も回復するかどうかということだ。3月は航空業界にとってコロナ危機の転換点になったとの見方が出始めている。この月の初め、米議会は航空会社に対する第3次支援策の可決に追われていた。先週相次いで公表された企業の決算を見ると、3月末には旅行需要が予想外の回復を果たしたことがわかる。各社経営陣は、この改善が春休みによるものだけでなく、ワクチン接種によって永続的なものになると考えている。サウスウエスト航空とアメリカン航空は、パイロットや客室乗務員を呼び戻しており、ユナイテッド航空は採用を再開している。
米航空、夏の運航は回復傾向 運賃はどうか
夏季の行楽客向け航空券価格はコロナ前水準に近づいたが、乗客当たり収入はまだ低い
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