一つ屋根の下に収まってからほんの数カ月で、テスラとビットコインは親友になりつつある。それは電気自動車(EV)メーカーのテスラが発表した1-3月期(第1四半期)決算のポイントの一つだ。売上高104億ドルと調整後1株利益の0.93ドルは、いずれも市場予想を上回った。純利益は4億3800万ドルと、四半期としては過去最高を記録した。さらに、テスラは今年の納車台数が2020年に比べ50%超増加するとの見通しも発表。年間の納車台数がおよそ80万台に達する可能性が示された。ただ、テスラは自動車販売によって過去最高益をたたき出したわけではない。2月に購入した15億ドル相当のビットコインを一部売却したことで、利益が1億0100万ドル押し上げられた。これは総利益の4分の1弱に匹敵する。
テスラ、稼ぎ頭はクルマよりビットコインと排出枠
ビットコイン取引と温暖化ガス排出枠の売却収入が過去最高益に寄与
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