新型コロナウイルスの起源に関する世界保健機関(WHO)主導の科学調査を巡り、米政府が第2弾の調査に向けて勧告を行う意向を示すなど影響力の拡大に動いている。米国務省の当局者らによると、国務省のほか、厚生省や農務省、5つの連邦機関の専門家は、予定される第2弾調査に向けてWHOに提出する勧告を策定中だ。この作業に詳しい複数の関係者によれば、米政府は、冷凍食品を通じて新型コロナウイルスが広まったとする中国政府の仮説に対抗する見通し。専門家らは勧告の中で、より多くのデータの公表に加え、新型コロナウイルスの初期の痕跡を把握するため、関連するウイルスが過去に見つかった中国南部の地域などで動物や人間に対する検査を強化するよう求めるとみられる。
WHOのコロナ起源調査第2弾、米が勧告へ 中国の仮説に対抗
有料会員限定
あなたにおすすめ