NFT(非代替性トークン)ブームを背景に、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を基盤とするプラットフォームのイーサリアムが再び存在感を増している。だがイーサリアムは既に、成功の代償も払っている。  イーサリアム上の暗号資産(仮想通貨)である「イーサ」の価格は2日、初めて3000ドルの大台を突破。3日には一時3340ドルをつけた。追い風となったのは急速に人気を集めるNFTとDeFi(分散型金融)だ。イーサは1年前、わずか210ドルで取引されていた。  仮想通貨でビットコインに次ぐ時価総額2位のイーサは、ビットコインの上昇が鈍る中でも上げに拍車が掛かっている。