――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ワクチンメーカーの知的財産に対する一時的な脅威は、投資家にとって持続的な頭痛の種になるかもしれない。  米国は5日、途上国が新型コロナウイルスワクチンを生産できるよう、知的財産権を一時放棄する案に支持を表明した。米製薬大手ファイザー、モデルナ、さらに複数のワクチン開発企業の株価はこれを受けて急落。6日午前も売りが続いた。  特許放棄そのものを恐れるべき直接的な理由はない。