テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
16万部を突破したベストセラー『1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、いかに彼が今の立ち位置を築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、さらにひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。
「世界一、長生きした人」の話
ひろゆき氏:僕、わりと果物とかチョコとか食べるんですけど、血糖値が上がると空腹感ってなくなるじゃないですか?
――そうですね。
ひろゆき氏:だからとりあえず甘い物を食べてるんですね。「世界で一番長生きしたおばあちゃんの話」って知ってます?
――いや、知らないです。
ひろゆき氏:そのおばあちゃんは死ぬまでワインを飲んでて、122歳まで生きたんですね。
あと、110歳までタバコを吸ってたらしいんです。タバコをやめた理由も「お手伝いさんに火を付けてもらうのが悪い」っていうものらしくて。
んで、その人が毎晩、ワインを飲んで、チョコレートを食べていたらしいんです。細胞って、テロメアといわれるタンパク質がなくなっていくと、分裂ができなくなって死滅するんですが、それを修復するのにポリフェノールがいいらしいんですよね。
チョコレートってポリフェノールに似た物質があって、赤ワインもポリフェノールが入ってて、そのおばあちゃんは、好き放題やって世界で一番長く生きた人なんですよ。だから、この話は僕がチョコレート好きのときの言い訳に使うという。
――言い訳(笑)。ちゃんと裏付けがあるんですね。
ひろゆき氏:そうですね。甘い物好きなだけじゃないんですよって。
――その理論だと、ワインは飲まないんですか?
ひろゆき氏:ワインは飲まないんですよね。これだけ言っておきながら(笑)。ワインの世界にハマると、人生、大変そうなんで。
――「大変」ってどういうことですか?
ひろゆき氏:ワインの世界に手を出したら、ものすごいお金がかかりますよね。高い銘柄もありますが、家にワインセラーを作ったり、空調とかも気にしたり。
なので僕、「ビール」を飲むようにしているんですね。ビールだけは新しいものには手を出しています。ビールって、どう頑張ってもやっぱり1杯で1000円以上ってないじゃないですか。
――たしかに…。それでYouTube動画でもビール飲んでるんですね。
ひろゆき氏:ビールって、うんちくを語る人もそんなにいないですよね。なんか上下関係がない世界ですよね。ワインだと、「あの銘柄を飲んだことがある」「あの時期のブドウがいい」みたいにマウンティングが発生するじゃないですか。
そういう世界ってあんまり好きじゃないんですよね。
――でも、おいしいものはおいしいんじゃないですかね?
ひろゆき氏:ワインって、一定のラインまでは値段と比例しておいしいですけど、そこから先は、「酸っぱいほうが好き」とか「甘いほうが好き」とかって、嗜好の問題になっちゃうでしょう。
それって、ただの趣味であって、個人の感想ですからね(笑)。
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、16万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。