ひろゆきが「人に嫌われてもいい」と考えるようになった原体験ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
16万部を突破したベストセラー1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、いかに彼が今の立ち位置を築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、さらにひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。

どう思われるかなんて誰にもわからない

――ひろゆきさんって、根本的に「人に好かれたい」みたいなのないですよね?

ひろゆき氏:ですね。子どもの頃から「嫌われる人には嫌われるもんだ」ってわかったんで。

――物心ついたときからそうだったんですかね?

ひろゆき氏:最初は人がどう思うかって子どもは気にしないですよね。

僕もまったく気にしない子どもだったので。小学校の卒業文集で「明るい人」で1位だったんですよね。でも、その「明るい」がどういう意味なのかわからなかった。何も考えずに生きていたんですが、あるときに事件が起こったんです。

――事件?

ひろゆき氏:僕、小学生のとき、トカゲが好きだったんですよね。公園とか家のまわりにトカゲがたくさんいて、それを集めてたんですよ。

――生きてるトカゲを?

ひろゆき氏:そうです。で、トカゲが好きだから、他の人もトカゲが好きだということに絶対的な自信を持っていたんですよ。

だから、マンションの下の階のおばさんの家に行ったときに、そのおばさんのためを思って、親切心でトカゲをばらまいてあげたんですよ。

そしたら、怒られたんですよ。

ーー今、思えば、当然ですよね(笑)。

ひろゆき氏:そうなんですが、子ども心の僕は、自分がやってあげた親切に対して怒って攻撃をしてきたと思ったんです。つまり、敵だと認識して、それで腕に噛みついたんですよね。

その後、さらにおばさんが怒ってしまって、あとで慌てて親が謝りに行ったんです。でも、僕はその頃、悪いことをしたと理解できていなかった。

恩を仇で返すやつに対してやり返すっていうのは、時代劇とかでも成立する理論じゃないですか。それが正義だと思い込んでいたんです。

――なるほど。

ひろゆき氏:恩を仇で返してきた人にやり返したらいけない理由がわからなくて。

だから、自分がやったことに対して、相手がどう考えるかはわからないもんだな、と。

――最初の質問の答えに戻ってくるわけですね。

ひろゆき氏:はい。欠落してるのかもしれませんがね。

でも、一般的には、たとえばお菓子を作ってプレゼントしたとして、突然怒鳴られたら、やっぱり逆ギレする人がいてもおかしくないじゃないですか。そのお菓子がトカゲだったというだけの話です。

僕にとっては価値があるトカゲが、相手にとっては不快だった。でも、それは仕方ないことだと思うんですよね。それ以降、他の物事も同じように考えるようになりましたね。僕は自分が良いと思うことをする。その結果、相手がどう思うかは気にしない。ただそれだけです。

――もし、そのおばさんがトカゲ好きだったら……。

ひろゆき氏:喜ぶ可能性もあるわけですよ。さすがにトカゲを喜ぶ人が少ないことは学びましたけどね(笑)。でも、高級なカニをプレゼントしたとして、その人が甲殻類アレルギーの可能性もあるわけじゃないですか。

自分がやった行為が相手にとってどうなのかはわからないものだし、他人に期待することはしないほうがいいんですよ。親切をしようと思うと、見返りとか感謝とかを求めるものだと思うんですけど、いっそ、そういう欲は捨てたほうがラクですよ。人になんて好かれないと思って生きる。それが一番いいですよ。