――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  対中政策に関する米国内の論議が熱を帯びてきている。先月には、外交誌フォーリン・アフェアーズに「米国は国力が衰える中で東アジアへのコミットメントから身を引くべきだ」とするチャールズ・グレイサー氏執筆の論文が掲載された。またナショナル・インタレスト誌からアトランティック誌までさまざまな有力誌上では、逆の理由からアナリストらが、米国は対中政策を穏健化すべきだと主張している。彼らが指摘する理由は、中国は張り子の虎であり、これほどの注目には値しないというものだ。