そして、顔合わせの日に待ち合わせ場所によってどのような服装を選べばよいのかが説かれ(たとえば、ホテルのラウンジなら「キレイめシンプル」、高級ディナーなら「上品ワンピース」など)、「男性は『初めて』という言葉に弱い生き物」といった会話術や、「お手当」を多くもらうための交渉術も紹介される。

 最後に「紹介したテクニックはどのパパにも使えるので、ぜひこれからの顔合わせに活用してください。顔合わせ上手になって、安全に稼げるパパ活女子を目指しましょう(ハートマーク)」で締めくくられる。

「今回はパパ活の初めの難関「顔合わせ」について解説しました」とあることから、このコラムが炎上しなければ、パパ活指南シリーズは続いていたのだろう。

「得体の知れないweb媒体ならまだしも」の指摘
今春、事業譲渡されたばかりの炎上

 このコラムに対する批判の中でもっとも辛辣なコメントは「売春斡旋」「売春のすすめ」というものだろう。

「パパ活」という言葉を使ってオブラートにくるみ、それは肉体関係を持つものではないと強調している。それでは「パパ」側の人たちが本当に一切性的な関心を寄せていないかと言えばそんなわけがない。実際にコラムの中でも、体目的の「パパ」ではないか見極めようと説かれている。

 90年代には「援助交際」と表現されたものが、今は「パパ活」と、さらにカジュアルな言葉に取って代わられている。そこに拒否感を持つ女性も当然いる。

 このような説明をすると、「でも実際にパパ活をやっている女性もいるだろう」と言われてしまいそうだが、この点については情報と媒体のミスマッチを受け取り手は感じている。

 ネット上の批判コメントの中に、それをわかりやすく示しているものがあった。

「得体の知れないweb媒体とかならまだしも、Rayほどのキチンとした雑誌からこんな記事が出てしまうとは」という反応だ。