共感で広がる公式ツイッターの世界Photo:PIXTA

企業ツイッターで、どうすれば多くのファンをつかむことができるのか。東急ハンズ公式ツイッター担当者執筆の新刊書『共感で広がる公式ツイッターの世界』からの抜粋で、多くのフォロワーに支持される同ツイッター運営の舞台裏を、「中の人」自らが公開する。今回は企業SNS担当であれば誰もが課題を感じている、「宣伝ツイート」のさじ加減について。

「もっと宣伝してよ」と言われたら

「もっとうちの製品情報を取り上げてよ」

「もう少し会社のことも宣伝してくれないかな」

 そう言われたらどうしましょうか。

 組織に属していると、立場上どうしても断れない場合もあります。むしろそれが仕事なのだからと、何の疑問も持たずに受けてしまうという方も多いかもしれません。

 しかしツイッターの本来の役割は、広告宣伝活動ではありません。ファンとの交流を図り、コミュニケーションをとる中で、ブランドを知ってもらうことにあります。「おまけ」と言ったら言い過ぎですが、お買い物をしてもらうのはそのあとの話です。

 過度な宣伝ツイートは、フォロワーに「興ざめ」される可能性が否定できません。とはいえ、どうしても断りづらい。そんな場合にはどうしたらいいのでしょう。