ひろゆきが好きな名言『舌を肥やすな、飯がマズくなる』ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
20万部を突破したベストセラー1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。

「高い」イコール「おいしい」とは限らない

――ひろゆきさんって、ご飯にあまりお金を使わないですよね?

ひろゆき氏:そうですね。たとえば、日本ではタピオカが流行っていますよね。1杯で500円くらいするじゃないですか。あんなの、キャッサバのでんぷんの塊なので、簡単に作れるんですよ。

 どんな料理も、大概はスーパーに行けば作れる。そうやって考えると、「じゃあ、お金使うのはもったいないな」と思えますよね。

――逆に、どういうものにお金を使うんですか?

ひろゆき氏:スーパーとかで手に入らないものは、一度は食べたり飲んだりしますよ。「ツバメの巣」も一度は食べたことがあります。高いんですけど、「まあ、こんなもんか。海藻っぽいだけだな」という感想だったので、また食べようとは思いませんけど。

 フカヒレも高いけど、フカヒレ本体には味はないんですよ。味付けをしておいしいのなら、それは醤油とか砂糖の味がおいしいだけですから。「高級だからおいしい」と思って自分の舌をごまかしてしまうと、悲劇になると思いますよ。いくらお金があっても満足しないわけですから。

「舌を肥やすな、飯がマズくなる」

――高いものにダマされないということなんですね。

ひろゆき氏:値段に応じておいしくなるものもありますよ。牛肉なんかそうですよね。でも、めちゃくちゃお腹が空いていたら、300円の牛丼でもおいしく感じますよね。

 僕は「舌を肥やすな、飯がマズくなる」という言葉が好きなんですよ。それは、高い肉ばかり食べていたら、300円の牛丼で心理的に満足できなくなっちゃうからです。「日常生活で安くておいしいものを食べるようにする」というのを基本にしておくと、たまに高いものを食べたときに満足感が高まります。その基準が上がらないようにしておくのは「生きるスキル」として必要ですよね。

――シンプルに味だけで判断するということですか?

ひろゆき氏:そうですね。人はつい「高いからおいしいに違いない」と考えがちですよね。たとえば、「特上カルビ:3000円、上カルビ:1200円、カルビ:800円」とメニューに書いてあったら、みんなどれを選ぶと思います?

 正解は、「上カルビ」なんですよ。行動経済学で証明されているんですが、特上カルビを見せられることで、上カルビが安く感じてしまう効果があるんです。ただ、だからといって、一番安いカルビまで下げると、今度は自分のプライドが許せなくなる。そういう心理があるんですよ。

 でも、僕だったら、思い切って特上カルビを食べてみるか、あるいは、お腹がペコペコなら何食べてもおいしいからカルビを選ぶ。その二択なんですよ。

――心理的な満足感にはお金を払わないということですね。

ひろゆき氏:そうです。成功者って太っている人が多いですよね。社長とか。あれって、お金を儲けるにつれて、どんどん会食が増えたり、おいしいものばかり食べるようになるという理由もあるんですが、それよりも「安いものを食べる自分を認めたくない」「相手にナメられないように高いフルコースを頼む」など、思考によって太ってしまっているんです。

 だから、僕は、いくらお金を持とうが、立場が上になろうが、「舌を肥やすな、飯がマズくなる」という言葉を思い出して、安くておいしいもので満足できる自分を保つようにしてます。

 これも僕なりの「1%の努力」ですよ(笑)。